2011年1月22日土曜日

Stumpjumper 29er Singlespeed


Stumpjumper 29er Singlespeed
One gear means two speeds. Riding and walking.
A Stumpjumper single speed helps you spend more time doing the former.

シングルスピードバイクの変速は2段階、乗るか、歩くか・・・
スタンプジャンパーSSはより多くの時間、乗ることを可能とするバイクです。

こんなキャッチコピーの本国仕様のバイクです。


シンプル、シンプル、シンプル!

BBはシングルスピード専用設計のエキセントリック!

クランクはトルクを稼ぐために180mm!

さて、SSライドは予想以上に面白い!
そしてハードです!!


普段は多段のギアが働いてくれること、
速度の変化への対応、
勾配に対する対応、
これを自分のもつ、回転力とトルク力の幅でこなしていかなければならないのですから!

140rpmという高回転で平地を巡航して、20rpmという高トルクで坂を上ってと、
とてもハードで、それはレースの能力が問われるようでもあります。
ゆっくり走ってもね(苦笑
でも、だから楽しいのです!


ハンドリングも29だから、という枕詞は要りません。
最新のジオメトリー、タイヤで意のままです。


高回転、高トルクの走りなので、サドルの腰の安定は結構重要です。


ハンドルポジションは、高回転のしやすさと、
トルクを出すときはダンシングになりますので、
レーシングな前傾の深さとよりも、アップライト気味のほうが対応がしやすいですね。

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29 SS ギア比

シングルスピードバイクはギア比のチョイスは変速がないので、
何を組み付けるか、で当然決まってきます。
先日走ったバイクの状態は、コンプリートバイクそのままですので、
ギア比はメーカー推奨の、このMTBの使い方、想定ユーザーならば、コレ!的な回答例ですね。


フロントは32Tです。
これを180mmというロングクランクでブンブン回していきます。


リアコグは20Tが装着されています。
そのギア比は 32x20T=1.6 
と、たとえば、ロードバイクですと、39x24T
コンパクトだと34x21T相当!

インナーローのギア比で舗装路平坦を走るときに、
それで速度を出すためにはものすごい回転を必要とします。
しかし、オフロードになると平坦でも路面抵抗増加により速度も低下し、
出現する登りにおいては、ダンシングでも重い感じになりますし、
概ね結構な状況をカバーできそうな感じでした。

実際に、USAMTB SS全米選手権を制したネッド・オーバーエンドの
実車のギア比もそれと同様になっています。
34x21T = 1.619

詳しくはコチラ



©bikeradar.com


そこからの画像ですが、なんとこちらロックホッパー29erSSにカスタムしたバイクなのです。
市販の普及モデルですが、その性能の高さを証明していますね。
それに加えてフィールド使い込まれている様はとてもかっこいい!


こちらのスタンプジャンパー29SSは、ハードコアなユーザーに
ギア比も含めて乗って楽しい提案が施された
メーカー純正カスタムバイクともいえる仕上がりなのです。


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Stumpjumper 29er SSはサンプルです

スタンプジャンパー 29SSに対して、多くの反響を頂き、ありがとうございます!
すきモノなみなさんが多くて嬉しい限りです~

が、すみません、このバイクはスペシャライズド・ジャパンがサンプルとして入荷したもので、
2011のラインナップにはなく、現在のところ日本での販売予定はないのです。

しかし、ぜひ乗りたい!ほしい!という声はこちらにお寄せ頂くとともに、
ぜひお近くの”S"ディーラーにリクエストしてみてください。

皆さんの声が日本導入を決定付けます!

たしかに、自由に不自由を選んで、その不自由を楽しむ、というSSバイクの持つ
魅力を体現してもらうには、酸いも甘いも知る経験、みたいなものを必要としますが、
それでも、ロースピードでも楽しめるバイクとしては、誰でも楽しめるかもしれませんね。