2011年4月21日木曜日

Roubaix Proタイヤ


新作タイヤである NewRoubaix Proタイヤ
エンデュランスロードバイクである、Roubaixと同じコンセプト、
Smoother is Faster」スムーズに、なめらかに走ることが速いってこと!
という、コンセプトを具現化されたタイヤです。

700x23/25というサイズ表記が実はこのタイヤの走りの性能を高めているポイントだったりします。

センタースリックで直線のペダリング時には軽い走りを、軽く倒しこんで接地する面には排水や荒れた路面のグリップのためのトレッドパターンが刻まれています。安心して、いつでも、どこでも走れますね。

そして、タイヤサイドには ”T.W.I”と表示されていてリンクしたセンタートレッドには穴が?!
これは、トレッドウエアインジケーターというもので、別名スリップサインといいます。タイヤの磨耗具合と交換時期を目視でわかるようにしてくれる、自動車タイヤ、オートバイタイヤでは標準装備なものです。走行距離によってタイヤの摩耗が進むに連れ、トレッドがすり減ることで、グリップが失われ滑りやすく、またパンクなどのリスクも増えますので、安全のためにタイヤ交換時期を知らせてくれるのです。トレッドがすり減って、この穴状のインジケーターが完全になくなったら、新しいタイヤへの交換時期です。
ロングライドを愛する人や、自転車通勤など、長距離、長時間、多頻度、乗る人にはうってつけのタイヤですね。

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バイクはセクターエリートに乗りました。
去年京都まで行ったりしてロングライドに適しているのですが、都内ライド、ストアや打合せなどにも乗っていくことも多く、ストップ&ゴーの際の安定感もあり、バイクコントロールがしやすいです。
集団走行でのトリッキーな動きにはやはりレーサーですが、ソロライドを志向する方にはピッタリですよ。



そしてこのバイクに合わせたタイヤは、Roubaix Pro(ルーベプロ)です。



センタートレッドにT.W.Iが明確に視認できますね。ダートも走ったりしたので、タイヤに泥が付いているのはご愛嬌です。

さて、オンロードを乗った感想は、一言で言うと チューブラータイヤの乗り味です!

走りが軽くて乗り心地が良い!ということなのです。

従来のルーベタイヤもこの乗り味を狙っていたのでしょう、確かに似た傾向にありましたが、25Cのエアボリュームよりもトレッドのゴムの厚さを感じてしまいました。そして、その変形か摩擦抵抗かクッション性はあるけど軽快感はやや乏しかったです、安定志向のタイヤとしては良かったのですが。


このニュールーベプロは、全てがオールニューで、ケーシング、耐パンクベルト、トレッドと一新されて、重量が軽く、ケーシングがよりしなやかになったことで25Cのエアボリュームを活かした低転がり抵抗を獲得しています。



ちょっとショッキングな比較表なので、小さく載せておきます、興味のある方のみクリックしてご確認してください。。。

走りはWOレースタイヤ同様に軽く、そしてエアボリュームとケーシングのと耐パンクベルトの改良によりエアボユームのメリットを十分に享受できるようなり、しなやかに路面の衝撃を吸収してくれる、豊かな快適性があります。

そして、トレッドは23CCなので、ハンドリングや切り返しは軽快さを保っています。

そう、これらのメリットはチューブラータイヤのものです。
ゆえに、このニュールーベプロは チューブラータイヤの乗り味を得ているのです。


詳しくはこちらのリンクにあるPDFに詳細(英語)が解説されています。


この感触なら、レースバイクのターマックに履いても良いかもと思いました。
とくに、レースバイクで、ロングライドをする方には、きっとベストマッチでしょう!



2011年4月19日火曜日

Camber Elite 26&29

SPECIALIZEDのフルサスペンションMTBのなかで入門機的なラインナップの「キャンバー」。
そのなかで、Camber Elite 29erCamber Elite をたっぷりと乗ってみての感想などを。


キャンバーエリート29erは、野田チャリティ3Hエンデューロでレースペースで思いっきり走ったり、
トレイルライドでも乗りました。


キャンバーエリート 26インチホイールモデルは、冬のトレイルでこれでもかと乗りました。
両方に共通するキャンバーの特徴は、ズバリ 扱いやすさ! にあります。

トレイルでの落ち着いて安定した走りも、レースペースでの速くクイックな走りでも、左右、上下、前後のボディアクションについてきてくれる感じです。
サスペンスストロークも26インチは120mm、29インチは100mmとそれぞれオールラウンドに走る上で過不足なのないもので、ストロークやホイールベースなどの長さを持て余すことなく、思うがままにバイクを扱いきれます。

重量バランスの良さも、スタンプジャンパーやエピックと同様に、バイクの中心に寄せているように設計されているので、自分自身のアクションに対しての、バイクの反応がよく、挙動がとても滑らかで、思ったとおりの操作感が得られます。

ですから、始めて間もない方が、バイクの基本的な乗り方を身につけていくことを、ハードテールほど難しくないように、学びやすいと言えますし、ある程度熟練のライダーが乗っても、その素直な操作感にはある種の気落ち良さも感じてもらえると思います。

その上で、2629のホイール特性がそれぞれに表れていて、個性の違ったバイクに仕上がっています。

ホイール径の違いによる差はいろいろある中で、ギャップの乗り越えはサスペンションバランスで、どちらも良好ですし、ホイールベースなどディメンジョンによる操作感やポジションの違いは余り気になりません。
しかし、ハンドリングはかなり違いまして、26はスッとコーナーでリーンをしていき、そのまま、それこそ倒れこむまで、抵抗なく、自分の狙った倒しこみが気持良く出来ます。






29はフロントまわりの設計の良さで、倒しこみのキッカケは同様、素直な感じですが、ある程度リーンしていくと、そこからは倒れこまないような感じで、それよりも立ち上がろうとバランスしてくるような感じがします。ともすると、切れこんでフロントが取られて、転倒しそうな時でも、バイクがそれを防いでくれるような安定感をコーナーでも感じることが出来ます。
また、加速性能と、巡航性能はホイール径の差が直接的にあらわれれていて、26のほうが速度をより乗せやすく、29のほうが速度に乗りさえすれば、その維持の中で、トルクを抜いても速度が維持できる感じがします。

クイックな26、スタビリティの29といえるでしょう。



MTB最初の一台としてオススメなキャンバー、
そのなかで、
より積極的な操作を楽しみたい人には26を、
より安定した走りを楽しみたい人には29を、
というチョイスがイイと思います。