2012年11月21日水曜日

2013 New S-Works Road Shoe

トム・ボーネンら世界トップ選手が開発段階から徹底的にテストし尽くしていた
Sワークス ロードシューズがついにリリースされました!


細身で端正なルックスは日本人の足型には合わない?
なんて思うほどにシャープで、次世代のシューズであることをアピールしてきます。

しかし、心配はありません!

自分は旧サイズでは41を履いていましたが、ニューでは40.5を履いてピッタリです。

アッパーの素晴らしいフィット感は、余計な空間、サイズを必要とせずに
自分の足をしなやかに包むかのようにフィットしてくれます。

ごわつき、アッパーの遊び、が皆無といっていいでしょう。

このシューズを選ぶときには、試履をしっかり行なって、
ジャストサイズを選んでみて下さい。



内側からみたこれ以上ないシンプルでミニマルなアッパーが、
軽さ、フィット性、通気性を高いレベルで実現してくれます。

アウトソールはもちろんアーチサポートが組み込まれたカーボン、
そのアーチサポートも、前足部まで回りこむようになった結果、
拇指球あたりのホールド感、安定性が極めて高い!


これはペダリングのダウンストローク時に、足の微小な変形やブレを抑えてくれて、
気持ちよくペダルにパワーを伝えてます。


内反ウエッジを一枚減らしても大丈夫、と思えるのほどにしっかりと
ホールドしてくれます。


この効果はとても高く、アーチサポートの無いシューズから履き替えたら
比較にならないほどの差、効果を感じるでしょう!



カーボンソールももちろん新型、ソールの硬度は11から13へとさらに進化、
そのうえ、ペダリングの応力により、不必要な部分は削りこんで
徹底的に軽量化も果たしています。

その硬さはもはや、そうかより硬くなったのか、としか感じませんが、
違和感なくとてもスムーズな感じでパワーを掛けることが出来ますので、
良い足裏の感触を得ています。

もちろんBG FITテクノロジー設計です。
アーチサポートと前足ウエッジは組み込まれていますので、先代から履き替えても
ペダリングに違和感は感じません。



外側にはシンプル&ミニマルのままに、BOAダイヤルクロージャーをセット。

表皮の質感が高くなり、高級感が上がったので、
汚れ無いか、汚れは落ちやすいのか、心配になります(苦笑

ちなみに、初ライドでチェーンオイルで汚れた箇所は
パーツクリーナーのついた布ですぐに落とせました。


こまかいところですが、ベロクロ部はカーボン補強も入って、伸びを抑えてくてます。
細かいところまで徹底的にこだわっていることが伝わってきます。

これだけの効果はもちろん感じませんが、全体的にダンシングのような大きなパワーを掛けても、
ずれたり、たわんだりすることがなくしなやかなのに足をペダル軌道からから、まったくズラサず
ピシっと保ってくれる感じがします。

お酒みたいな表現ですが、
ペダリングフィールがよりクリアでキレがイイ味わいです。



BOAは新型になり、交換が容易なそうです。
巻取りも若干スムーズになり、また、巻取りと開放のノッチが僅かに大きくなり、
いままでの2ノッチで1ノッチな感じで、より素早く最適なフィットが得られます。

ダイヤルも大きくなり、ライディング中の微調整がより簡単になりますね。



ルックスはクールそのものですね。
シンプルでクリーンな感じは、バイクやウエアを問わず、コーディネート出来そうです。

個人的には、オールブラックを履きこなせる渋いサイクリストになってみたいものです。

アッパーはサーモボンド、熱接着により、縫い代を徹底的に廃していて、
軽量化、フィット性の向上、そして耐久性も上がっているそうです。



ヒールもシンプル、唯一のアッパーの縫い合わせはここに設けられています。
ヒールカップは先代よりも浅く小さく感じますが、ヒール上部のパッドが上部とサイドから
ピシっとフィットしホールドを高めてくれるので、最小の圧迫で最大の密着をさせくれてます。

徹底的な軽量化で、軽量シューズの先代と手で持って比べても明らかに軽いことが
誰でもわかるレベルに仕上がっています。



ベロもシンプル&ミニマル、ペラペラなのに抑えは十分、
硬い素材を配していないので、ゴワつくこともありません。

甲への当たりも気にならないです。



ちなみに内側の処理もとても綺麗です。

内張りにもパンチング加工で、軽量化!

見えないところまで拘りまくっています。

ちなみソールは相変わらず薄いのですが、タイムのクリートではネジは飛び出さずOK、
シマノ用にはショートボルトが同梱されているので、これまた心配無用です。



BGフットベッドもこのシューズ用に進化しています。
全体的に硬い素材になり、軽くなっています。

裏側の整形も凝ったものになり、ここでも何がしかの効果を狙っているのかもしれません。


1mm程度薄くもなっていて、ソールやペダルをより明確に感じ取れます。
痛いと感じることも、フィット性が落ちることもないので、良い感じ。

ウレタンと硬い素材との組み合わせで出来ていますが、そのカバーする場所も変り、
足裏全体のカッチリ感がやはり上がっています。

よりフットベッドがヘタリずらくなった、とも聞いていますが、
ライダーの意見に基づき徹底的に改良しているのでしょう。




これら全体の徹底的な作り込みによって、より足が軽くまわり、
よりしなやかで最適なフィットが得られて、
結果的により力強くペダリング出来るシューズです。

先代を2シーズン履いた方はぜひ買い換えてみて下さい、
必ずその進化に満足頂けるはずです。

保証してもいいくらいです、自分もこれを履いてモリモリ乗りたい!
とモチベーション上がりまくりです。
来年はヒルクライムにもまた参加しようなぁ、なんて思わせてもくれるシューズです。



ちなみに、付属のシューズケースもこだわりの逸品!


シューズのロゴと同様にかっこ良く”S-WORKS”ロゴが抜かれています。

どこまでも拘りぬいたニューSワークスシューズをぜひ手にとって確かめてみて下さい!